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ライティング・タスク2

I disagree with the opinion. は不自然? タスク2で使うstatement・opinion・view・perspectiveの使い分け

執筆:高橋 響 公開日:

タスク2で自分の立場を書き出すとき、I disagree with the opinion なのか this opinion なのか、それとも this view なのかで手が止まることがあります。設問に出てきた語をそのまま引き継ぐべきなのかも、迷うところです。

statement、opinion、view、perspective、point of view、viewpoint は、どれも「主張」「考え」に関連する言葉ですが、それぞれ焦点の当たる部分が少しずつ違います。この記事では、本サイトに収録されているタスク2の設問文と照らし合わせながら、どの語をどの場面で使うか、the と this のどちらを付けるかを整理します。

01disagreeの対象にはopinionとviewのどちらを使うか

どちらを使っても誤りではありません。ただし、設問で示された立場に賛成か反対かを論じるという文脈では、view のほうがしっくりくる場面があります。本サイトに収録されているライティング・タスク2の設問には、「To what extent do you agree or disagree with this opinion?」のように、設問自体が opinion という語を使っているものがあります。

Some people think the primary purpose of schools is to turn children into good citizens and workers, rather than to benefit them as individuals. To what extent do you agree or disagree with this opinion?

この設問に対して答案で「I disagree with this opinion.」と書いたところ、ネイティブ添削で view に直された、という報告があります。opinion が誤りだったわけではなく、議論されている立場を指す語としては view のほうが収まりがよかった、ということです。

opinionとviewの違い

opinion は「意見・考え」という意味で、ある人が下した判断を表すことが多い語です。一方 view は「見解・立場」という意味でも使われ、議論の中で示された考えを指すときによく使われます。そのため、ある立場について賛成・反対を論じるIELTSの文脈では、view のほうが文脈に合う場合があります。

答案で実際にしているのは、設問が示した立場を、理由や具体例を挙げて検討し、反論することです。この「検討の対象になっている立場」を指すという点で、view は使いやすい語だといえます。一方で I disagree with this opinion. も文法的にも意味的にも正しい英語なので、opinion を避けなければいけないわけではありません。

I disagree with this opinion.文法的には正しい。議論の中で示された立場を指すなら view のほうが自然な場合がある

I disagree with this view.検討の対象になっている立場を指していることが伝わる

実際の設問での使用頻度を見ても、同じ傾向が見られます。2026年8月11日時点で本サイトに収録されているアクティブなタスク509件のうち、両方の立場を扱う設問で「both views」を使っているものが118件あるのに対し、「both opinions」は2件です。少なくとも本サイトに収録している設問では、複数の立場を並べるときに view が圧倒的に多く使われています。

表現件数(全509件中)
both views118件
both opinions2件
this opinion6件
this view3件

設問が this opinion と書いている場合、答案でそのまま opinion を引き継いでも問題はありません。ただ、view に置き換えると、反論している相手が議論されている立場だということがよりはっきりします。

02statementはどんなときに使われているか

先ほどの509件のうち、this opinion と this view を合わせても9件しかない一方、this statement は29件あります。三つの中でもっとも多く使われているのが statement です。

In many countries, plastic shopping bags are the main source of rubbish. They cause water and land pollution, and so they should be banned. To what extent do you agree with this statement?

Some people believe that price is the only consideration when buying something. Do you agree or disagree with this statement?

この二つを並べると、statement が指しているものの性質が分かります。一つ目は「plastic shopping bags should be banned」という主張がそのまま言い切られており、誰の考えかは書かれていません。二つ目は「Some people believe」と考えの持ち主が示されています。どちらの設問でも this statement が使われているので、statement は、誰の考えであるかよりも、実際に述べられている内容そのものに焦点を当てる語だと考えると分かりやすくなります。

opinion や view が「どのような考え・見解なのか」に焦点を置くのに対して、statement は「何が述べられているのか」に焦点を置く語です。設問の内容が誰の考えかまだ整理できていない段階や、設問の一文をそのまま指したい場面では、statement を使うと誤解が起きにくくなります。答案の冒頭で設問を言い換えるときも、この違いを意識しておくと語を選びやすくなります。

03perspective・point of view・viewpointの位置づけ

perspective、point of view、viewpoint の三つは、509件のタスクの中にそれぞれ1件ずつしか出てきません。設問側が使う頻度は低く、答案を書く側が自分から使う機会のほうが多い語だといえます。

Some people believe that robots are very important for the future of human development, while others believe that they are dangerous and have a negative impact on society. Discuss both perspectives and give your opinion.

perspective

perspective は、ものごとをどの角度から見ているかを表す語です。「from an economic perspective(経済の観点から)」「from a parent's perspective(親という立場から)」のように、見ている人の立場や専門性とセットで使われることが多くなります。view が「何をどう考えているか」という見解の内容を指すのに対して、perspective は「どの立場・角度から見るか」という視点を表す、と考えると区別しやすくなります。

point of view / viewpoint

point of view と viewpoint は、どちらも view と近い意味で、「どの立場・視点から見た考えか」を表すことができます。viewpoint は一語の名詞なので、view と同じように disagree with this viewpoint のように使えます。一方 point of view は「from my point of view」のように from を伴って副詞的に使われることが多く、agree・disagree の後ろに直接置く名詞としてはあまり使われません。

この二つでよく起きる誤りが、in my opinion と from my point of view を混ぜてしまう書き方です。

In my point of view, ...in my opinion と from my point of view が混ざっている

In my opinion, ... / In my view, ... / From my point of view, ...前置詞と語のセットを崩さない

IELTSでよく使う定型表現としては、in my opinion / in my view / from my point of view の三つをセットで覚えておくと、前置詞を取り違えにくくなります。

04the viewとthis viewはどちらを使うか

view を使うと決めたあとにもう一つ迷うのが、the view にするか this view にするかです。設問に示された立場を答案の中で直接指し返す場面では、this view が便利です。

this は、いま話している文脈の中で特定されているものを指し示すときに使われます。設問に示された立場は、答案を読む採点者にとって、設問文を通じてたった今提示されたばかりの内容です。this view と書くと、「この設問が示している、まさにその立場」という結びつきがそのまま伝わります。

the view も、どの view を指しているかが文脈で決まっていれば自然に使えます。とくに I disagree with the view that ... のように、that節で view の中身をその場で示す形は、答案でもよく使われます。

I disagree with this view.設問が示した立場をそのまま指し返す

I disagree with the view that university education should be free.that節でviewの中身をその場で示す

実際の設問でも、Discuss this view and give your own opinion. のように this view の形で書かれているものがあります。設問の中の立場をそのまま指し返すときは this、view の中身を that 節で説明するときは the と考えておくと、迷わずに書き進められます。

05よくある質問

設問がthis opinionと書いているのに、答案でviewに変えても問題ありませんか

問題ありません。設問の語をそのまま繰り返す義務はなく、答案の中で検討の対象として扱っていることが伝わる語を選ぶほうが自然に読まれます。実際にネイティブ添削でopinionからviewへの修正が入った例もあります。

I disagree with this opinion.と書いても問題ありませんか

はい、問題ありません。I disagree with this opinion. は文法的にも意味的にも正しい表現です。ただし、設問で示された立場や見解を議論するという文脈では、viewのほうが自然に感じられる場合があります。

statementはいつ使うのが安全ですか

設問の主張が誰の考えかまだ整理できていない段階や、設問の一文をそのまま指したい場面ではstatementが使いやすくなります。誰の考えであるかよりも、実際に述べられている内容そのものに焦点を当てられるからです。

perspectiveとviewはどう使い分ければよいですか

viewは見解の中身を、perspectiveはどの立場や角度から見ているかを表します。economic perspectiveのように、専門性や立場とセットで使う場面ではperspectiveが合います。

in my point of viewという書き方は誤りですか

よく使われる形ではありますが、in my opinionのinとfrom my point of viewのfromが混ざった形なので、避けるほうが安全です。In my opinionかIn my view、またはFrom my point of viewのどれかで統一しましょう。

viewpointとpoint of viewは同じ意味ですか

どちらもviewと近い意味で、どの立場や視点から見た考えかを表せます。viewpointは一語の名詞でviewと同じようにagree・disagreeの後ろに直接置けますが、point of viewはfromを伴って副詞的に使われることが多くなります。

the viewとthis viewはどちらを使うべきですか

設問が示した立場を答案の中でそのまま指し返すときは、this viewが便利です。the viewも、I disagree with the view that ...のようにthat節で中身をその場で示す形であれば自然に使えます。

この違いを意識すると採点基準のどこに関わりますか

語の選択自体は主にLexical Resourceに関わります。一方、設問で示された立場を正確に理解し、それに対して一貫した立場を示せているかどうかはTask Responseに関わります。opinionをviewに置き換えればTask Responseの評価が上がるというものではありません。

06まとめ

disagreeする対象をどう呼ぶかは、細かい言葉選びに見えて、設問の立場をどう扱っているかが出る部分でもあります。statement・opinion・view・perspective・point of view・viewpointは、それぞれ焦点の当たる部分が違うので、設問の書かれ方に合わせて選び分けると、答案の意図が読み手に伝わりやすくなります。

  • opinion:「意見・考え」を表す語。disagreeの対象に使っても誤りではない
  • view:「見解・立場」を指す語。議論されている立場を扱う設問で多く使われている
  • statement:誰の考えかよりも、実際に述べられている主張・内容そのものに焦点を当てる語
  • perspective:見解の中身ではなく、どの立場・角度から見るかを表す語
  • point of view / viewpoint:viewと近い意味。in my opinion / in my view / from my point of view の組み合わせを崩さないようにする
  • this view / the view:設問の立場をそのまま指し返すときはthis、that節で中身を示すときはtheが使いやすい
IELTS学習アプリ 表現ニュアンス比較 似た表現を2つ入力すると、ニュアンスの違いを比較できます。opinionとview、statementとの違いも試してみましょう。 ライティング・タスク2 タスクを読み違えるのはなぜか?IELTSライティング・タスク2で起きる3つの誤読と読み方の練習
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Hibiki Takahashi

この記事を書いた人

Hibiki Takahashi

日本語で学ぶIELTS対策専門スクール『PlusOnePoint(プラスワンポイント)』創設者・代表。『英語ライティングの鬼100則』(明日香出版社)著者。1997年に大阪大学医学部を卒業後、麻酔科専門医として活躍。2012年渡豪時に自身が苦労をした経験から、日本人を対象にIELTS対策のサービスを複数展開。難しい文法・語彙を駆使するのではなく、シンプルな表現とアイデアで論理性・明瞭性のあるライティングを指導している。これまでの利用者は4,500名を超え、Twitterで実施した「12週間チャレンジ」では、わずか4週間で7.0、7週間で7.5など、参加者4名全員が短期間でライティングスコア7.0以上を達成(うち2名は7.5を達成)。「IELTSライティングの鬼」の異名を持つ。オーストラリア在住14年、IELTS 8.5(ライティング 8.0)、CEFR C2。

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