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IELTSリーディング設問タイプ完全攻略【全種類の解き方を解説】

IELTSリーディングで思うようにスコアが伸びない場合、原因は「英語力」そのものではなく「設問タイプごとの解き方」を知らないことにあるケースが少なくありません。IELTSリーディングには10種類前後の設問タイプがあり、それぞれに合った読み方・解き方が存在します。この記事では、頻出する設問タイプを一つずつ取り上げ、それぞれの特徴とつまずきやすいポイント、対策の方向性を整理します。

01True/False/Not Given(Yes/No/Not Given)

もっとも受験者を悩ませる設問タイプです。本文の記述と設問文を照らし合わせ、True(本文と一致)、False(本文と矛盾)、Not Given(本文に記述がない)のいずれかを判断します。

つまずきやすいのは「False」と「Not Given」の区別です。設問文の内容が本文の主張と正反対であればFalseですが、本文がそのトピックに一切触れていなければNot Givenになります。「本文に書かれていないから間違っている」と早合点してFalseを選んでしまう受験者が非常に多いところです。

対策としては、設問文の中の断定的な言葉(always、only、all、never など)に注目することが有効です。本文では「多くの場合」としか書かれていないのに、設問文で「常に」と断定されていれば、それはFalseの合図であることが多くあります。逆に、本文にそのキーワード自体が一度も登場しない場合は、Not Givenを疑う癖をつけておくとよいでしょう。

02Matching Headings(見出し照合)

パラグラフごとに用意された見出しの候補リストから、内容に合うものを選ぶ設問です。パラグラフの一文一文を精読するのではなく、各パラグラフの「要点」をつかむ読み方が求められます。

多くの受験者は最初の一文だけを読んで見出しを決めてしまいがちですが、IELTSのパラグラフは冒頭で具体例を挙げてから最後に要点をまとめる構成も多く見られます。見出し選びで失敗しないためには、パラグラフ全体をざっと読み、「このパラグラフは結局何が言いたいのか」を自分の言葉で一言にまとめる練習が効果的です。また、見出しの候補には本文の一部の内容だけを指す「部分的に正しい」ひっかけが必ず含まれているため、パラグラフ全体をカバーする見出しかどうかを確認する必要があります。

03Matching Information(情報の照合)

「どのパラグラフに、どの情報が書かれているか」を答える設問です。Matching Headingsが「パラグラフ全体の要点」を問うのに対し、Matching Informationは「特定の詳細情報がどこにあるか」を問う点が異なります。

この設問タイプでは、設問文に含まれる固有名詞・数字・年代などをキーワードとしてスキャンする読み方が有効です。パラグラフを頭から読むのではなく、設問文のキーワードに近い表現を本文中で探し、見つかったらその周辺を精読して内容が一致するか確認する、という順序で進めます。

04Summary/Note/Table/Flow-chart Completion(要約・ノート・表・フローチャート完成)

本文の内容を要約した文章や図表の空欄に、本文中の語句を当てはめる設問です。語群から選ぶタイプと、本文からそのまま抜き出すタイプの2種類があります。

抜き出すタイプでは、指示文に必ず記載されている「NO MORE THAN TWO WORDS」のような語数制限を守ることが絶対条件です。文法的に正しい形(単数・複数、時制)で本文から抜き出せているかも採点上重要になります。空欄の前後の単語から、そこに入るべき品詞(名詞なのか動詞なのか)を先に予測しておくと、本文中で該当箇所を見つけやすくなります。

05Multiple Choice(選択問題)

選択肢の中から正しいものを選ぶオーソドックスな設問です。一見シンプルですが、IELTSの選択肢は「本文の一部を言い換えた紛らわしい誤答」が巧妙に作られている点が特徴です。

本文中の単語がそのまま選択肢に使われている場合、かえって不正解であることも多くあります。本文の表現を言い換え(パラフレーズ)た選択肢こそが正解であるケースが多いため、単語の一致だけで判断せず、意味内容が本文と一致しているかを確認する姿勢が必要です。

06Matching Features / Sentence Completion

Matching Featuresは、複数の人物・理論・時代などの特徴を、本文中の記述と結びつける設問です。Sentence Completionは、文の続きとして正しい語句を選ぶ、または本文から抜き出す設問です。どちらも本文中の該当箇所を素早く特定するスキャニング力が問われる点は共通しています。

07設問タイプ別対策のポイント

  • True/False/Not Givenは、断定的な表現の有無に注目し、「書かれていない」と「矛盾している」を明確に区別する
  • Matching Headingsは、パラグラフ全体の要点を一言でまとめる読み方を練習する
  • Matching Informationは、固有名詞や数字をキーワードにしたスキャニングが有効
  • Completion系は語数制限と品詞の一致を必ず確認する
  • Multiple Choiceは単語の一致ではなく、パラフレーズされた意味内容で正誤を判断する

08まとめ

IELTSリーディングは、同じ英語力でも設問タイプごとの解き方を知っているかどうかでスコアに大きな差が出るセクションです。まずは自分がどの設問タイプで失点しているのかを模擬試験の結果から特定し、そのタイプに合った読み方を集中的に練習することから始めてみましょう。

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Hibiki Takahashi

この記事を書いた人

Hibiki Takahashi

日本語で学ぶIELTS対策専門スクール『PlusOnePoint(プラスワンポイント)』創設者・代表。『英語ライティングの鬼100則』(明日香出版社)著者。1997年に大阪大学医学部を卒業後、麻酔科専門医として活躍。2012年渡豪時に自身が苦労をした経験から、日本人を対象にIELTS対策のサービスを複数展開。難しい文法・語彙を駆使するのではなく、シンプルな表現とアイデアで論理性・明瞭性のあるライティングを指導している。これまでの利用者は4,500名を超え、Twitterで実施した「12週間チャレンジ」では、わずか4週間で7.0、7週間で7.5など、参加者4名全員が短期間でライティングスコア7.0以上を達成(うち2名は7.5を達成)。「IELTSライティングの鬼」の異名を持つ。オーストラリア在住14年、IELTS 8.5(ライティング 8.0)、CEFR C2。

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