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Writing Task 2

タスクに隠されたメインアイデア

タスクにメインアイデアが与えられている問題への対応を学びます。

タスクに隠されたメインアイデア
ライティング・タスク2の問題(タスク)の中には、メインアイデアがすでに書かれていることがあります。今回は、そのメインアイデアをどう読み取り、どうエッセイに活かすかについて解説します。

メインアイデアが与えられている?

IELTSのライティング・タスク2ではタスクが与えられますが、中には「アイデア」も一緒に与えられている場合があります。このような場合、アイデアをそのまま使っていいのか、それとも自分のアイデアを追加するべきなのか、悩むことがあるかもしれません。

例えば、以下のようなタスクが与えられたとします。


タスクの例


It is impossible to help all people in the world, so governments should only focus on people in their own countries. To what extent do you agree or disagree?


このタスクでは、政府が自国の人々に焦点を当てるべきかどうかについての議論が求められていますが、よく見ると「It is impossible to help all people in the world(世界中のすべての人を助けることは不可能)」という「アイデア」も一緒に与えられています。

このような場合、アイデアをそのまま使っていいのか、使わなくてもいいのか、あるいは、むしろそのアイデアを議論しなければならないのか、迷うところでしょう。

アイデアはそのまま使っていい?

結論から言うと、与えられているアイデアをメインアイデアとして使ってもいいのはもちろん、むしろ、与えられているアイデアをメインアイデアとして使ったほうがいいと言えます。

先ほどのタスクの場合、単に「政府は自国の人々に焦点を当てるべき」かどうかという議論を、「世界中のすべての人を助けることは不可能だから」という方向性でエッセイを書くわけです。せっかく出題者からアイデアの「ヒント」を与えられているのですが、それを使わない手はありません。

では、答えることが簡単になってしまう可能性があるのに、出題者はわざわざメインアイデアをタスクに含めているのでしょうか。その理由は、大きく2つあります。

1つは、タスクの理解をしやすくするためです。受験者が何について書けばよいかを明確にするために、方向性が示されています。

もう1つは、議論の方向性をある程度絞り込むためです。テーマが広すぎると議論が分散してしまうので、メインアイデアがあることで回答の方向性が定まりやすくなるのです。

もう一つ、例を見てみましょう。


タスクの例


Some people think that schools are no longer necessary because people can acquire information on the Internet. To what extent do you agree or disagree?


この例では、「schools are no longer necessary」がトピック(テーマ)で、「people can acquire information on the Internet」がメインアイデアにあたります。

つまり、「学校はもう必要ない、なぜならインターネットで情報が手に入るから」というように、タスクの中に賛成意見の根拠がすでに示されているわけです。

このように、意外と問題文の中にメインアイデアが隠されている(慣れてくると隠されているようには見えないが)ことに気づきます。

言い換えは必要

与えられているアイデアはそのまま使っても問題ありませんが、言い換え(パラフレーズ)は必要です。タスクの表現をそのままコピーして使ってしまうと、その部分は評価の対象外となります。自分の言葉で表現し直すようにしましょう。


注意点


タスクの表現をそのままコピーして使うと語彙・文法のスキルを見せられないだけでなく、その部分は語数カウントからも除外される可能性があります。必ず自分の言葉に言い換えましょう。


先ほどの例を使って、実際にどう言い換えるかを見てみましょう。

「schools are no longer necessary」がトピック(テーマ)で、「people can acquire information on the Internet」がメインアイデアでした。

これを賛成側のトピックセンテンスとして使う場合、次のように言い換えることができます。


賛成側のトピックセンテンス


Formal schooling is no longer essential because the Internet gives individuals access to virtually any knowledge they need.


ポイントは、元のアイデアの意味を保ちながら、語彙や文構造を変えて表現することです。

becauseで書かれているとは限らない

問題文に与えられているメインアイデアが、常に「so」や「because」という接続詞で示されているとは限りません。


タスクの例


Access to clean water is a basic human right. Therefore, every home should receive a water supply free of charge.


この例では、「every home should receive a water supply free of charge」という主張に対して、「access to clean water is a basic human right」がメインアイデアとして与えられています。

because の場合は「A(トピック) because B(メインアイデア)」という順番ですが、therefore や so の場合は「B(メインアイデア), so A(トピック)」や「B(メインアイデア). Therefore, A(トピック)」というようにトピックとメインアイデアの順が逆になる点も注意が必要です。

まとめ

タスクの中にメインアイデアが与えられている場合、それを積極的に活用することが効果的です。ただし、タスクの表現をそのままコピーするのはNGで、必ず自分の言葉に言い換える必要があります。

また、メインアイデアは「because」で示されるとは限らず、「therefore」や「so」で書かれている場合はトピックとメインアイデアの順番が逆になる点にも注意しましょう。
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Mika

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Hibiki

この記事を書いた人

Hibiki Takahashi

日本語で学ぶIELTS対策専門スクール 『PlusOnePoint(プラスワンポイント)』創設者・代表。『英語ライティングの鬼100則』(明日香出版社)著者。1997年に大阪大学医学部を卒業後、麻酔科専門医として活躍。2012年渡豪時に自身が苦労をした経験から、日本人を対象に IELTS対策のサービスを複数展開。難しい文法・語彙を駆使するのではなく、シンプルな表現とアイデアで論理性・明瞭性のあるライティングを指導している。これまでの利用者は4,500名を超え、Twitterで実施した「12週間チャレンジ」では、わずか4週間で7.0、7週間で7.5など、参加者4名全員が短期間でライティングスコア7.0以上を達成(うち2名は7.5を達成)。「IELTSライティングの鬼」の異名を持つ。オーストラリア在住14年、IELTS 8.5(ライティング 8.0)、CEFR C2。

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