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Speaking

「こう聞かれたらこう答える」の型を持とう

使い回せるストラクチャーを増やして自信を持って答えよう

「こう聞かれたらこう答える」の型を持とう
IELTSスピーキングで、なんとなく答えていませんか?超上級者であればそれでも乗り切れますし、むしろその方が自然な回答になりますが、多くの人はすごく短くなってしまったり、だらだらと長くなってどこで終わっていいか分からなくなったり。「こう聞かれたらこう答える」の型を持っておくと、まとまった回答ができるようになるだけでなく、アイデアをどのように展開するかのヒントにもなります。

なんとなく答えていませんか?

例えば、IELTSスピーキングのPart 1では、日常的なトピックについてシンプルな質問が飛んできます。しかし、質問の内容が簡単だからといって油断をしていると足元をすくわれます。


よくある失敗例


・なんとなく思いついたことを話し始め、途中で何を言いたいのかわからなくなる
・答えが短すぎて、一言で終わってしまう
・逆にだらだら話しすぎて、まとまりのない回答になる


これらはすべて、答えの「型(ストラクチャー)」を持つことで解決します。答える前にどんな構成で話すかが決まっていれば、毎回その場で組み立てなくても、会話を成立させることができるのです。これは、緊張している試験本番では特に有効です。

丸暗記ではなく、あくまで「型」を持つ

スピーキングの対策を丸暗記して乗り越えようと思っている人はさすがに少ないでしょうか、もちろんおすすめできません。


丸暗記がNGな理由


・暗記した答えを「読んでいる」、という不自然さが試験官に伝わる
・丸暗記できないであろう質問を試験官にされると、対応できない
・暗記が飛んだときにパニックになりやすい


では何を準備すればいいのか。答えは「使い回せるストラクチャー(骨組み)」を持つことです。


「型」を持つとは?


例えば、皆さんが使っているパターンだと思いますが、「まず結論を言い、次に理由を1〜2個挙げ、最後に具体的な理由を補足する」といった答えの流れを頭に入れておくことです。この骨組みさえあれば、トピックが変わっても同じ構造で答えられるという考え方です。

「型」を持つと何がいい?

答え方の型を持つと、次のようなメリットがあります。

だらだら話しすぎるのを防げる



「理由を2つ言ったら締める」と決めておくことで、話の終わりが明確になります。終わりどきが分からず延々と話し続けてしまう、という状態を防ぐことができます。

短すぎる回答を避けられる



「Yes, I do. I like ...」で終わってしまうようなショートアンサーは、試験官に内容を評価する機会を与えません。型があることで、必要最低限の情報量を自然に確保できるだけでなく、自分が使い込んだストラクチャーを見せることもできるのです。

緊張していても話せる



型が体に染み込んでいれば、緊張して頭が真っ白になっても「給水ポイント」が見えているという安心感があります。質問を冷静に理解をして、次の給水ポイントまでの空白を頑張って走りきればいいだけです。

実例:好みを聞かれたときの型

実例を使ってどのようなものか、さらに理解を深めてみましょう。Part 1では、好みや習慣を尋ねる質問が頻出します。


よくある質問の例


Do you like ...? / Do you enjoy ...? / Are you interested in ...?


こういった質問には、次の型が使いやすく、自然な英語に仕上がります。


好みを答える型


① 結論(Yes / No)

Yes, I do.


② 理由を2つ(形容詞A・Bを使う)

I like/enjoy [トピック] because they're both [形容詞A] and [形容詞B].


③ 特に好きな点とその理由(名詞Cを使う)

I particularly like [具体的な内容], as they allow me to appreciate [名詞C] while learning something new.


例えば、「Do you like museums?」と聞かれれば、


Yes, I do. I like museums because they're both educational and inspiring. I particularly like art museums, as they allow me to appreciate creativity while learning something new about different cultures and historical periods.


と答えることができます。あるいは「Do you like sports?」と聞かれれば、


Yes, I do. I enjoy sports because they're both energising and relaxing. I particularly like swimming, as it allows me to appreciate the importance of physical fitness while learning new techniques.


と答えることができます。この3ステップを使うことで、長すぎず短すぎない、自然にまとまった回答ができあがるのがおわかりいただけたと思います。もちろん、これはあくまで一例ですので、自分の使いやすい型を作ってみてください。

型に入れる語彙を用意しておくとさらにいい

この型に当てはめるハイレベル語彙をあらかじめストックしておくと、さらに余裕ができます。

形容詞A・B(理由の説明に使う)




使いやすい形容詞のリスト


educational(教育的な・学びがある)

relaxing(リラックスできる)

entertaining(楽しい・面白い)

refreshing(気分転換になる・爽快な)

stimulating(刺激的な・知的に面白い)

rewarding(やりがいのある・充実感がある)

engaging(引き込まれる・夢中になれる)

inspiring(精神を高揚させてくれる)


名詞C(「〜を味わえる」の目的語に使う)




使いやすい名詞のリスト


creativity(創造性)

culture(文化)

beauty(美しさ)

history(歴史)

nature(自然)

diversity(多様性)

craftsmanship(職人技)

knowledge(知識)


これらの語彙の中から、トピックに合うものを組み合わせるだけです。全部覚える必要はありませんが、3〜4個ずつ自分の「お気に入り語彙」を決めておくと本番で迷いません。

実践してみましょう

では、この型を実際のトピックに当てはめて、実践してみましょう。

例1:Q: Do you like reading books?



模範回答を見る前に、型を見ながら是非自分で答えてみましょう。


Q: Do you like reading books?


Yes, I do. I like reading because it's both educational and entertaining. I particularly like historical novels, as they allow me to appreciate history while learning something new.


例2:Do you enjoy cooking?




Q: Do you enjoy cooking?


Yes, I do. I enjoy cooking because it's both relaxing and rewarding. I particularly like trying new recipes, as they allow me to appreciate creativity while learning something new.


例3:Do you like travelling?




Q: Do you like travelling?


Yes, I do. I like travelling because it's both stimulating and refreshing. I particularly like visiting local markets, as they allow me to appreciate culture while learning something new.


どの例も、同じ型を使いながら語彙だけを入れ替えています。このように骨組みを固定して、中身を差し替えるのが「型」の使い方です。

もちろん、好みではないトピックのときは "No" から始めてもかまいません。その場合も同じ構造で、否定の理由を2つ挙げ、代わりに好きなことを補足する形にアレンジするだけです。


Do you enjoy watching sports?


No, not really, to be honest. I don't like watching sports because it's repetitive and time-consuming. I particularly don't like watching baseball because it forces me to sit for hours without much action happening.

まとめ

本記事では、IELTSスピーキング対策として「答え方の型(ストラクチャー)」の考え方を紹介しました。骨組みを固定して語彙を入れ替えるアプローチを取ることで、どんなトピックにも対応できる柔軟な回答力が身につきます。ぜひ自分専用の型を作って、さまざまなトピックで練習してみてください。
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Mika

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Hibiki

この記事を書いた人

Hibiki Takahashi

日本語で学ぶIELTS対策専門スクール 『PlusOnePoint(プラスワンポイント)』創設者・代表。『英語ライティングの鬼100則』(明日香出版社)著者。1997年に大阪大学医学部を卒業後、麻酔科専門医として活躍。2012年渡豪時に自身が苦労をした経験から、日本人を対象に IELTS対策のサービスを複数展開。難しい文法・語彙を駆使するのではなく、シンプルな表現とアイデアで論理性・明瞭性のあるライティングを指導している。これまでの利用者は4,500名を超え、Twitterで実施した「12週間チャレンジ」では、わずか4週間で7.0、7週間で7.5など、参加者4名全員が短期間でライティングスコア7.0以上を達成(うち2名は7.5を達成)。「IELTSライティングの鬼」の異名を持つ。オーストラリア在住14年、IELTS 8.5(ライティング 8.0)、CEFR C2。

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